2018年度 植中一輝さん(中1)

そろばんで学んだこと


僕がそろばんを始めたのは、幼稚園年長の4月です。兄が体験学習に行く時に、ついて行ったことがきっかけです。教室では、みんな集中してパチパチと素早くそろばんをはじいていて、「すごい!僕もやってみたい!」と思い、通い始めました。

 

最初の頃は順調に昇級し、そろばんが楽しくて早く次の試験を受けたいと思う程でした。しかし、級や段位が上がるにつれて自分の思うようにいかなくなり、悔しい思いをすることもありました。練習では合格点が取れていたのに、検定試験で結果を出せず悔し涙を流したこともあります。そんな苦しい時期を乗り越えることが出来たのは、熱心に指導してくださる先生や、ともに練習する塾の友達、応援してくれる家族の支えがあったからだと思います。

 

調子がいい時もあれば悪い時もあると、気持ちを切り替えて前向きにそろばんの練習に取り組み、小学6年生で暗算十段、中学1年生で珠算十段に合格することが出来ました。練習を積み重ねて合格を掴み取った時は、大きな喜びと達成感を味わうことが出来ました。

 

僕は、そろばんを通して「あきらめずに挑戦することの大切さ」を学びました。
8年間で、たくさんの競技大会に参加させてもらいました。中国五県大会や全国大会では素晴らしい選手の方々を目の当たりにし、とても刺激を受けました。僕もそんな選手の皆さんに少しでも近づけるように、練習に励みたいと思います。

 

僕が、今までそろばんを頑張ってくることが出来たのは、周りの支えと自分自身が前向きにそろばんの練習に取り組んできたからだと思います。練習が嫌だと思う時でも、常に前を向いて乗り越えてきました。これからも、そろばんで培ってきた前向きな姿勢を大切にし、何事も諦めずに挑戦していきたいと思います。